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残穢~住んではいけない部屋 [・何かの紹介・感想]

9月半ばに書いてた記事が、下書きのまま埋もれていたので、今更ながら。


タイトルの映画、DVDを借りて主人と観ました。
ホラーや怪談の映像作品は苦手なので、普段は全く観ないのですが、これは小野不由美さんだと思って気になっていて、でも映画館で観る気にもなれなくて、ウロウロしていました。
小説・マンガなら、ストーリーがしっかりしてさえいれば、わりと何でもいけるんですけどね。

以下、ネタバレ注意です。




何でもない場面でも、光の使い方や音響が「怖い話ですよ!そのうちユーレイ出ますよ!」と主張していて、なるほどこういう感じね、てのが第一印象でした。
昔の出来事は、あえて映像を粗くしたりして雰囲気出していて、分かりやすいです。

「私」の、淡々として落ち着いた人物像が好みでした。
久保さんの設定が大学生になってましたが、これは原作通りライターさんの方がしっくりきます。
また、映画だと話の運びが、あっちへ飛び、こっちへ飛びしているように感じました。原作の方が、久保さんと「私」がやりとりを重ねる過程や、時間をかけて色々な人に取材をして裏も取って、という過程が理解しやすくて、上質なドキュメンタリーのように仕上がっていて良い感じに思います。

映画にまとめるにあたって、色々コンパクトにする必要があったんだろうね、とは推察します。岡谷団地はぱつんとカットされてますし。
ミステリー研究会だったか、サークルに久保さんが所属しているとの設定で、サークルメンバーの人手を使って調査が速く進むのも、コンパクト化の戦略のひとつなのかとも思いました。

映画を観て良かったと思うのは、地図を遡る過程や、昔の新聞記事、寺の過去帳、座敷牢にまつわる資料なんかの映像イメージが具体的になったことです。特に座敷牢なんて、テレビでもなかなか見たことがなかったので。

原作を繰り返し読んで、内容が頭に入っちゃってるものだから、映画から入った方とはだいぶ受け取り方が違うかもしれませんが、
私は原作の方が絶対面白い! と言いたいです。(小野不由美さんに関しては、私は一貫して原作至上主義だったなあ、と再認識)
原作だと、終わり方というかオチが、本当に掴み所がなくて、うーんモヤモヤする・・・小野さんが表現したかった「怪談」ってこういうのか・・!と唸らされます。
一方、映画のラストで、穢れを増幅させる素質がなさそうな人たちの所に突然ユーレイが出てくるのは、ちょっとどーしようかと思いました。
あの原作の掴み所のなさを、映画で表現するのはそれこそ難しそうなので、映画版は「穢れに触れる」を強調してるのだと考えれば、これでひとつの形なのかな、と思いました。


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